前座噺は奥深い

一席お付き合いを。喜餅です。

今週土曜日(5月16日)に開催される東京での「どまんなか寄席」に向けて稽古に励む合い間を縫っての記事をば。

今回は、前座噺、とりわけ「時そば」についてのお話。

落語の噺を分類する時、様々なジャンルの分け方があって、それぞれ「○○噺」みたいな言い方をするのね。

結構種類があるのだけど、アタクシは殆ど「滑稽噺・怪談噺・人情噺」ぐらいしか使ってない。その最たる理由はアタクシの勉強不足からくるものなのだけど、細かな分類は英語落語にとっては(現段階)さして重要ではないような気もしてる。

そんなアタクシだけれど、上記以外に時折使う「○○噺」として「前座噺」なんていうのがある。

この記事を書く前に簡単に調べたけれど、この前座噺なる言葉も人によって解釈が様々で、さらにこの前座噺にどの噺が該当するのか?も噺家さんによって異なるようで。

そんな論争に参加する気は全くないので、この記事では当座、前座噺は「シンプルな噺で、噺家が落語の(カミシモといった)所作を覚えやすいもの(覚える際に使われやすいもの)」を前提として話すね。(前座の噺家さんしかやらない噺って訳ではないんだよね、実は)

皆さんはこの前座噺という言葉を聞いてどんな噺を思い浮かべる?

アタクシは・・・「時そば」「寿限無」「子ほめ」「道灌」「つる」「初天神」・・・あたりかなぁ。

前座噺ってさ、ホント難しいよ。シンプルな噺である分、ちゃんと所作をしないといけないし、シンプルな噺である分、噺家の演出の出来が大きく左右すると思う。噺の中身に頼ることができないんだよね。

あたくしは、さっき挙げた噺の中でもとりわけ「時そば」・・・ネタとしてやろうとする決断がまだおきない(笑)あの江戸弁の小気味よさを英語落語で出すのも難しいし、後半の男を滑稽に演じる映像がまだ脳内に浮かばない。

さっきも言ったと思うけど、噺の中身に頼ることができないからこそ、グダグダになるととんでもないことになるんだよね。

前述のとおり、前座の人しかやらないから前座噺じゃない。真打の人だって、寄席の後半で前座噺をかけることもある。むしろその人の落語がうまく出るから前座噺はおもしろいのかもしれない。

・・・なんて境地には全く達してない(笑)思い返せば「初天神」も難産だったからなぁ。大幅に作り変えたっけ。

そんなアタクシ、「時そば」をおろす日なんて来るのだろうか?

まだまだ・・・まだまだ。

おあとがよろしいようで。

うーん・・・前座噺、おそるべし。

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About HoneyPotter

a Japanese/an English learner/a computer game player/a volunteer guide/an English rakugo performer (my stage name: 喜餅/Kimochi)
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2 Responses to 前座噺は奥深い

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